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は悪くない」
そう、恋愛禁止を掲げるここ、本丸において乱の行動は間違ってなどいなかった。
証拠に主は乱を咎めない。僕は悪くない、と何度も繰り返す。悪くない。悪くない。
薬研も、一期も乱を咎めることはない。当然だ。彼らは己の身の上に降りかかった不幸が誰によってもたらされたか知らないのだ。
弁明するように繰り返される言葉は、自分自身を咎めていることの証だった。
「あの時の密告者は僕です」 2016年2月7日発行
「あの時の密告者は僕です 冬コミ準備号 密告者」 2015年11月15日発行
「あんた 良い声してんだな」
見えていなかったもの、見えていたもの、繋いだ手。確かな血と肉を持ったもの。
長谷部と薬研が紡いだもの。幻ではないものに愛おしさを覚える。
「あなただから」と、甘美な言葉を吐いた夫人もきっとそんな気持ちだったのだ。
そう考える長谷部は、物語の結末を知らない。
「きっと透明ではない白。」 2016年5月4日発行
「三日月がしいの」
主が欲し、そして顕現した刀は美しく微笑む。
彼が現れた日の、その前の一年の間に、何があったのか彼は知らない。
どうして顕現することが叶ったのか彼は知らない。三日月宗近は美しい。
幻のような美しさが此処にあって、幻ではなかったものがもう此処にはない。
「それはどこよりも透明な黒。」 2016年10月9日発行
「お前は幸せモンだな」
約束は呪い。次は、次こそは、という言葉は魂を未来に縛る呪いだ。
容易く交わされる約束は、甘く鋭く薬研を縛る。
それを心地よいと思うほどには毒されていた。
願うならばモノでありたい。刀でありたい。そんなささやかな願いと呪いと、どちらにも愛しさを覚えてしまう。
どうしようもない話。
に咲く呪い」 2017年3月20日発行